トラブル

悪徳業者とのトラブルを回避するためのポイント

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持ち主が亡くなった後に残される遺品。生活において必要な物品は全て遺品となってしまうため、その量が膨大になることもあります。
日本では高齢化が進み、年々孤独死をしてしまう高齢者も増えてきたこともあり、今の日本では遺品整理業者の必要性が増しています。
しかし、それに伴って遺品整理に関するトラブルも多くなってしまうものです。
では、遺品整理においてどのようなトラブルに巻き込まれることが考えられるのでしょうか。また、遺族はどのようなことを注意すればいいのでしょうか?

「家」の観点から遺品整理を考えると・・・

人は生活するうえで様々なモノを使います。冷蔵庫や洗濯機といった家電製品から、洋服や布団といった布製品、食事のために食材を使うこともあります。こういったモノが増えたおかげで生活は豊かになりました。そして、生きていくうえで欠かせないものとなっています。
しかし、持ち主が亡くなったとき、それらのモノの持ち主はどうなるのでしょうか?
故人が遺したモノは全て「遺品」になります。この遺品は、亡くなったあとに整理しなければいけません。「遺品整理」とは、故人の持ち物を処分したり、遺族で分けたり、そのまま保存しておいたりすることです。
この遺品整理は、主に亡くなった直後に行う必要があります。それはなぜでしょう?

たとえば、故人の「家」という観点から考えてみると、主に次の3つのケースがあります。

  • 故人の家が「賃貸物件」の場合
  • 故人の家が「持ち家」の場合
  • 高齢者のご夫婦のみ住んでいた場合

故人が生活していた家が賃貸物件であれば、死後すぐに明け渡さなければならない可能性もあります。すると、ずっと遺品を家のなかに置いておくわけにはいかなくなります。全ての遺品を遺族が引き取るというのも難しいでしょう。
故人の家が持ち家であった場合は、相続すると固定資産税など税金を支払わなければいけません。なかには誰も済んでいない家屋を残し、税金を払い続けるという遺族もいらっしゃるようです。家も「遺品」のひとつです。
しかし、自身が住んでいないと、なかなか家の手入れができないため、家の傷むスピードが速まってしまい、結果として家屋を維持することが困難となってしまいます。
最近、ニュースでも取り上げられることが多い「空き家問題」は、このような事情から発生しているのです。

故人がご家族と一緒に住んでいた場合だと、早急に遺品を片付ける必要はないかもしれません。
ところが、もし高齢者のご夫婦でご主人が先に亡くなると、奥様ひとりでご主人の遺品を整理することは困難です。
このような理由から、故人の住んでいた家が賃貸物件であっても持ち家であっても、あるいは故人が一人暮らしでなくても、できるだけ早めに遺品を整理することが重要になります。

遺品整理を業者に依頼するメリット

近年、この遺品整理を専門とする業者=遺品整理業者が増加中です。また、遺品整理にまつわる資格や他の業種も続々と誕生しています。
なかでも2011年に設立された「一般社団法人 遺品整理士認定協会」が、遺品整理士という資格を認定しており、多くの遺品整理業者がこの資格を取得しています。
では、なぜ遺品整理業者が誕生し、また遺品整理にまつわる資格が必要となったのでしょうか。そのポイントは主に次の3点です。

  • 遺品の「量」
  • 遺品の「内容」
  • 作業の「スピード」

モノがあふれ返っている時代の遺品の「量」

まず考えられるのは、先に書いたとおり「モノが増えてきた」ことです。
戦後、人々の生活が豊かになり、どんどんモノが増え、身の回りはモノがあふれ返るようになりました。
そのため、故人の遺品は膨大な量になっている可能性がありますし、一人暮らしの高齢者がなくなった場合は、大量のゴミが溜まっていることも考えられます。つまり「ゴミ屋敷」になっていることもあるのです。
それほどの量を、遺族のみで整理することは難しいため、専門業者にお願いすることが増えています。

引き取るか処分するか・・・遺品の「内容」

整理しなければならない故人の遺品の内容には、いくつか種類があります。
家電などは遺族が引き取ることもありますし、リサイクルショップなどに売ることもできます。廃棄することになれば、「特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)」に則って処分しなければいけない品目もあります。
アクセサリーなどの小物は、形見分けとして遺族で分けられたり、貴金属店やリサイクルショップで引き取ってもらうことも可能です。
また、食材は処分することが基本ですが、他にも処分方法が法律・条例によって細かく定められているものが多く、遺族がそれらを細かく仕分けすることは、相当の時間を要するでしょう。

作業の「スピード」・・・遺族の負担が減る

故人の家もしくは部屋の広さにもよりますが、人ひとりの生活で使われていた品々は、遺族だけですぐ処分できるほどの量には収まらないかもしれません。加えて、大きな家具を処分するには、粗大ゴミ回収料金などお金もかかります。
それも専門業者であれば、どんな内容の品々が、どれだけの量あったとしても、遺族で片付けるよりも速く対応してくれるので、遺族の負担を減らすことができるのです。
特に、たとえば故人の家が賃貸物件で、早急に明け渡さなければならない場合など、遺族だけで遺品整理を行っていると時間がかかり、期限に間に合わないかもしれません。
それだけ時間に余裕がないときほど、業者に仕事を依頼するメリットが生まれます。

1人では片付けられない

さらに大切な遺族の「気持ち」

遺品整理業者が誕生した理由のひとつは、上記3つだけではありません。
それは遺族の気持ちの問題です。故人の遺品を整理することは、自身の気持ちに区切りをつけるためにも重要なことではありますが、いざ遺品と向き合うと故人との思い出がよみがえってくるものです。
それは、大切な人が亡くなってすぐであれば、なおさらのことです。しかし、否応なく早急に遺品の整理を迫られることもあります。
そこで無理やり自身の気持ちを抑えながら遺品の整理を行うのではな90く、業者に仕事を依頼することで、遺族の精神的負担も軽減されるでしょう。
とはいえ、決して遺品整理業者が遺族の気持ちを無視して、事務的に作業を進めるわけではありません。
遺品をどう扱うかを決めるだけでなく、しっかりと遺族に寄り添い、細かいところまでフォローしてくれる。それが遺品整理業なのです。

悪徳業者に依頼した場合のトラブル

遺品整理業者に仕事を依頼する際、依頼主が注意すべき点は、数あるなかからどの業者を選び、依頼するかという点です。
遺品整理業者に依頼をすることで遺族の負担が減らせますが、増加する遺品整理業者のなかには、悪徳業者が紛れ込んでいることもあります。
そこで、悪徳業者に仕事を依頼してしまった場合に起こるトラブルについて考えてみましょう。

  • 見積もりにない追加請求
  • 遺品の勝手な売却・運搬

見積もりにない追加請求

悪徳業者の不正行為として多いのは、見積もりで提示した料金を大幅に超える、高額の追加請求です。これは遺品整理業者に限らず、あらゆる分野の悪徳業者が行う手口です。
遺品整理も業者に問い合わせすると、まず見積もりから始まります。遺品整理の見積もりは主に家の広さと整理するモノの量を確認しますが、家や部屋が広い、あるいは整理するモノの量が多いと、そのぶん料金も高くなります。
ところが、いざ作業が終わって届いた請求金額を見てみると、見積もりよりはるかに高い金額が請求されていることがあります。
たとえば作業をしていて、追加の作業分が上乗せされており、しかも追加の作業が何か、あるいはなぜ追加料金が請求されるのかを説明されることもなく・・・。
このようなトラブルはよく聞かれます。

まず問い合わせ・依頼の際は必ず見積もりを取り、料金だけでなく作業内容もしっかり確認しましょう。そして高額の追加請求があった場合は、見積もりの作業内容と照らし合わせながら、業者と相談しなければいけません。
一方で、見積もりにも落とし穴が潜んでいる場合もあります。多くの業者は無料で見積もりを行っていますが、なかには仕事の依頼につながらなければ見積もり料金が発生する業者もいます。
これはトラブルというわけではありませんが、見積もりを取る際も、どこまで何が無料なのかを確認しておくほうが安心です。

遺品の勝手な売却・運搬

遺品を整理するうえで、遺品を売却することがあります。中古品店やリサイクルショップではなく、遺品整理業者が不用品をそのまま買い取るケースも見られます。
遺品には高価なものが含まれることがある以上、ここでもトラブルが発生することがあるのです。
たとえば悪徳業者に遺品の買い取りを依頼すると、相場よりもはるかに安い価格を提示されることがあるのです。
遺族が相場を把握していれば難を逃れることは可能ですが、ご家族を亡くしてすぐの気持ちが落ち込んでいるときは、このようなトラブルを回避するのは難しいかもしれません。

また、最近多い不正行為が、遺品を遺族の許可なく勝手に運び出してしまうものです。
遺品整理の内容は、必ず依頼主に確認します。反対に依頼主も、見積もりの際に作業内容を確認しておかなければいけません。
ところが業者が依頼主に確認することなく、本来は処分せず手元に残しておきたかった遺品を運び出してしまうことがあるのです。
もちろんこうした不正行為は場合によって犯罪となることもあり、実際に摘発された悪徳業者もあります。

遺品整理業者のなかでも、悪徳業者と呼ばれるのはごく一部です。しかし、そんな悪徳業者が存在するのも事実です。
そこで、しっかりと遺品整理業者を選ぶ方法を知っておくことが重要でしょう。

トラブルを避けるための2大ポイント

最後に、遺品整理に関するトラブルに巻き込まれないために注意すべき点をご紹介します。

  • 料金についてチェック
  • 資格についてチェック

料金についてチェック

どんな業種でも、最も多いトラブルはお金・料金にまつわるものです。
まずは、問い合わせする業者が、どのような料金で作業を行っているか調べてみましょう。
現在はインターネットのホームページ開設、料金の紹介は必須事項ですので、検索すれば詳しい料金が掲載されているはずです。
反対に、詳しい料金設定が記載されておらず、一括パックのみを売りにしている業者には、ご注意ください。このような業者は、作業後に追加料金が発生することが多い、といわれています。
さらに、問い合わせをした際に、どこからどこまでが無料か、あるいはどんな場合に追加料金が発生するのかも確認しておきましょう。
しっかりとした業者か、怪しい業者か、このときの対応でいろんなものが見えるはずです。

資格についてチェック

もうひとつ、しっかりとした遺品整理業者か、怪しい業者かを判断するための、重要なポイントがあります。
それは資格や認定証です。
遺品整理業においては、「遺品整理士」という資格が代表的です。「一般社団法人 遺品整理士認定協会」が認定している資格で、現在は公的な資格(国家資格)ではありません。
ただ、遺品整理士の資格を取得するためには、遺品を整理するために必要な技術や心構えを学ぶためのカリキュラムが課されています。
さらに、認定した遺品整理士が不正行為を行い、それが発覚した場合は、資格の取り消しと公表を行うなどの対応を行っています。
遺品整理業者を探す場合は、この遺品整理士という資格をひとつの基準にするとよいでしょう。

また、遺品整理には一般廃棄物の処理など、公的な資格を持っていなければ行えない業務もあります。中古品の売買を行うための認定「古物商」も同様です。
こうした資格を持っていない業者でも、ふた通りに分かれます。専門資格を持った業者と連携して作業を行ってくれるか、資格を持っていないのに自身で行ってしまうか。
もちろん後者は不正行為であり、不法行為ですので、そのような業者にも注意してください。

遺品整理業界では、現在でも悪徳業者の被害を受ける遺族の方も多くいます。
ご家族を亡くしたうえに、そのような悲しい思いをする遺族が少しでも減るように、遺品整理士といった資格があるのです。
遺品整理業者に仕事を依頼する際は、今回ご紹介したポイントを抑えておくことで、トラブルに巻き込まれるリスクは減るでしょう。

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