遺品整理業

思いがけない遺品の整理~自動車やバイクのバッテリーの処分方法は?

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遺品整理の際には、思いもかけなかったものを処分することがあります。
たとえば、故人の趣味が車やバイクなどだった場合、バッテリーが残されていることがあります。

車やバイクのバッテリーは自分で簡単に交換できます。
でも、処分や廃棄は非常に難しいのです。
故人が自分で交換したものの、処分や廃棄の方法が分からず、家にたくさん置いてあった、なんていうことも少なくありません。

車やバイクのバッテリーは産業廃棄物、危険物扱いとなるものです。
もしも間違った方法で処分すると、環境破壊につながったり、不法投棄などのトラブルにも発展したりしてしまうこともあります。

遺品整理でバッテリーを処分しなくてはならないことになったとき正しく処分するために、廃棄方法を知っておきましょう。

遺品整理 バッテリー 自動車 処分

バッテリーとは?

まずは、バッテリーがどういうものなのかをおさらいしておきましょう。

  • バッテリーの役割とは?
  • バッテリーの仕組みとは?
  • バッテリーの充電
  • バッテリーの寿命は?

バッテリーの役割とは?

「バッテリー」とは、電気を貯めておくことができる装置です。
バッテリーは、エンジンが始動するときに「セルモーター」に電気を供給したり、ランプ類、カーナビ、エアコンなどの電子機器にも電気を供給します。

このバッテリーに電気を供給するのが「オルタネーター」という発電機です。
自動車のバッテリーは、100km~200km走ると貯めておいた電気が底をつき、点火プラグにスパークを飛ばせなくなってしまいます。
そこで、オルタネーターがエンジンを動かし続け、走らせ続ける役割を担っています。

バッテリーの仕組みとは?

蓄電池には、ニッケル水素(Ni-MH)電池やリチウムイオン電池、また鉛蓄電池などがあります。
なかでも自動車のバッテリーとして多く使用されているのは鉛蓄電池を用いたバッテリーです。

主な部品としては、二酸化鉛(PbO2)の陽極板、海綿状鉛(Pb)の陰極板で、これらの電極板は電解液の希硫酸(H2S04+H2O)に満たされており、これらが化学反応を起こすことで電力を生み出します。

遺品整理 バッテリー 仕組み

バッテリーが接続されて電気が流れると、陽極板の二酸化鉛(PbO2)と陰極板の海綿状鉛(Pb)が希硫酸に反応して硫酸鉛に変化します。
電解液である硫酸は、化学反応後は水になります。これがバッテリーの放電です。

硫酸と水は密度が異なるため、電解液の比重を検査するとバッテリーの寿命が分かります。

バッテリーの充電

オルタネーターによってバッテリーの充電を行うと、硫酸鉛に変化していた陽極板と陰極板はそれぞれ二酸化鉛、海綿状鉛に戻ります。
また、水も硫酸になり、放電する前の状態に戻ります。

完全に充電されると、電解液中の水は電気分解され、酸素と水素になって放出されます。
これが「液減り」の原因となります。

バッテリー液が少ない状態で外部電源を使って充電すると、硫化水素が発生する場合があるので注意が必要です。

バッテリーの寿命は?

バッテリーは消耗品です。使用状況によっても変わってきますが、バッテリーの寿命はおおよそ2~3年ほどです。
バッテリーの機能が低下するとトラブルの原因にもなるため、定期的な交換が必要です。

遺品整理 バッテリー 寿命

バッテリーの消耗具合や寿命を知るには、ガソリンスタンドやカー用品店などで「バッテリーチェック」を受けてみるとよいでしょう。
バッテリーの寿命は、電圧を測定することやバッテリー液の比重を調べる頃によって判別します。
バッテリーチェックは短時間で終了するので、こまめに利用するとよいでしょう。

バッテリーは、過放電によって寿命が短くなります。
たとえ利用期間が短かったとしても、一度でもバッテリーが上がってしまうと、機能が大きく低下してしまうのです。
バッテリー上がりを経験したバッテリーは、通常よりも寿命が短くなります。
バッテリーチェックなどで確認してみましょう。

バッテリーの交換時期については、エンジンのかかりが悪い、室内灯の光が弱いなどの症状を目安にするとよいでしょう。
また、バッテリーは、温度によって機能が異なります。寒い日に車の調子が悪いと感じたら、バッテリー交換を検討してみることをお勧めします。

バッテリーはどんなごみ?

  • 自治体の回収に出せる?
  • バッテリーのリサイクル

自治体の回収に出せる?

バッテリーは有害な材料を多く使用しているため、不燃ごみや資源ごみとしては捨てることができません。

バッテリーには資源として再利用できる材料が多く含まれていますが、同時に鉛や希硫酸など人体に有害なものも使用しているため、自治体の回収に出すことができません。
処分したい場合は、専門の業者に依頼し、回収・廃棄してもらわなくてはならないのです。

バッテリーは、ほとんどの自治体で回収を行っていません。
ホームセンターやガソリンスタンドなどの回収サービスを利用して処分する必要があります。

バッテリーのリサイクル

自動車バッテリーは資源として有効活用できる材料を多く含んでいます。そのため、リサイクルすることが推進されています。

自動車に使用する鉛蓄電池は「一般社団法人鉛蓄電池再利用資源化協会」によって認定・委託を受けた回収業者や解体業者によってリサイクルされます。
ホームセンターやガソリンスタンドなどで回収された廃バッテリーは、回収業者によって解体施設に運ばれ、リサイクルされることになります。

バッテリーは、プラスチックケース・バッテリー液(希硫酸)・電極(鉛)で出来ています。
資源として使えるものを原料として再利用して、新たなバッテリーを生産するという形でリサイクルが行われています。

遺品整理 バッテリー リサイクル

実は、バッテリーは非常にシンプルで簡単な構造なので、技術的には自分でも分解することができます。
しかし、鉛や希硫酸などは人体に有害な物質であり、分解や解体には大きな危険が伴います。

もしも分解や解体するときに希硫酸が皮膚に付着してしまうと、化学やけどを起こし、ケガの原因になってしまいます。
また、使用済みのものであっても内部に電気が残っている場合もあるため、交換や運搬の際にも端子が接触しないように注意する必要があります。

このようなことから、自分でのバッテリー解体はしないほうがよいでしょう。

バッテリーを安全に処分するために

では、バッテリーを安全・安心に処分する方法をみていきましょう。

  • 自分で持ち込む方法
  • 回収してもらう方法

自分で持ち込む方法

購入店

バッテリーの処分は、そのバッテリーを購入した店に持っていくのが基本です。
購入時のレシートなどがあれば、ほとんど無料で引き取ってもらうことができます。

とはいえ、遺品整理の場合は、バッテリー購入時のお店がわからなかったり、レシートが既になかったりしますので、近隣にショップがあれば問い合わせてみましょう。

ホームセンター

自動車、バイク用品を扱っているホームセンターに持ち込みます。
もしも自分が新しく買うタイミングであれば、古い物を無料で引き取るサービスをしているお店があります。
店舗によっては無料でないところもありますので、事前に問い合わせましょう。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでも廃バッテリーの引き取りサービスをしているところがあります。
スタンドによって無料のところも有料のところもあるので、問い合わせてみましょう。

専門店に持ち込む

廃バッテリーは、カー用品店、バイク専門店などででも引き取ってくれるお店があります。
特にPRはしていなくても、相談すると引き取ってもらえることがあるようです。
ぜひ相談してみてください。
また、自動車解体業者や中古車販売店でも引き取ってもらえることがあります。

遺品整理 バッテリー 処分 業者

回収してもらう方法

不用品回収業者に依頼する

バッテリーは貴重な資源でもあります。
そのため、近年ではバッテリーの無料回収を専門に行う業者もいるほどで、バッテリーの回収を行っている業者の多くは無料で引き取ってくれるようです。

不用品回収業者に依頼した場合、出張してもらえるので、自分で運ぶ必要がありません。
また、引き取り日時の希望が通りやすいのもいいところです。

しかし、無料回収と宣伝しているにもかかわらず、実際は料金を請求される、不法投棄されるなどのトラブルも多発しています。
業者を選ぶ際には、地域の「古物商許可」や「産業廃棄物収集運搬許可」を持っているかどうかを確認しましょう。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理業者に依頼すれば、他の遺品と一緒に一度で処分できるという大きなメリットがあります。
特に、故人の自宅が賃貸だった場合など、早々に退去する必要がある場合はおすすめです。

業者を選ぶ際には、地域の「古物商許可」や「産業廃棄物収集運搬許可」を持っているかどうかを確認しましょう。
また、業者によって料金が違いますので、相見積もりを取って検討するとよいでしょう。

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