お金のこと

遺品整理費用の最新相場~料金はどうやって決まる?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

今、注目を集めている遺品整理業。しかし、遺品整理を業者に依頼する際、どれくらいの費用が掛かるかご存じですか?

誰かの遺品を整理する機会は、人生の中でそう何度もあることではありません。
ただでさえ大変な作業である上、遠方で生活している遺族は、遺品整理のために時間を取ること自体がなかなか難しい場合もあります。
そんなとき、遺品整理のエキスパートである業者に依頼しようと思い立つ方も多いことでしょう。
……でも、遺品を整理する機会が少ないということは、遺品整理業という業種もあまり知られていないということ。特に、費用がどのくらいかかるのかは気になるところです。今回は、遺品整理の費用について見ていきましょう。

遺品整理のメモ

遺品整理費用を決める5つのポイント

費用のことをご紹介する前に、まずは主な遺品整理作業の内容を整理してみましょう。

  1. 遺品の中から残すものと不用品を仕分けする
  2. 不用品を処分する
  3. 室内を清掃する
  4. 使えるものを分類する
  5. 遺品の供養を依頼する

このなかで、どこまで自分たちでやるのか、全て業者に任せるかで費用は変わってきます。

遺品の中から残すものと不用品を仕分けする

遺品を仕分けし、ベッドやタンスなど大きな不用品を処分したいだけであれば、業者に頼まず遺族のみだけでもできるかもしれません。すると業者に費用を支払う必要はないでしょう。
ただ、やはり遺品整理にはデリケートな部分があります。
たとえば、何も入っていないと思っていたタンスに「タンス貯金」が隠されていたり、仏壇の中に重要書類や貴金属などがしまってあったりなんていうことも……。
経験豊富な遺品整理業者は、そういったものがありそうなところにピンとくるものです。
また、他人の目には不用品と映っても、「もしかしたら、これは大切なものでは……?」というようなものにも勘が働きます。素人目でなく、プロの目で遺品全体を見てもらうのもよいでしょう。

不用品を処分する

不用品は、自治体に粗大ゴミとして出したり、自身でリサイクルショップに持っていく、という方法もあります。
しかし、数が多いと何度にも分けて捨てたり、モノによっては、それぞれ違う場所に運んだりしなくてはならず、かなりの手間と時間、そして費用もかかります。
そこで遺品整理業者に依頼すれば、全て一度で済ませられます。費用の問題だけでなく、時間がない人、遠方に住む人には心強い味方となるのではないでしょうか。

室内を清掃する

ほとんどの業者では、遺品を整理して運び出したあと、簡単な室内の清掃が費用に含まれているところが多いようです。遺品整理作業の際に発生したホコリやゴミなどは、掃除機やほうきで清掃します。
しかし、故人の家や部屋が「ゴミ屋敷」だった場合はどうでしょう?
たとえば、ドアを開けたら足の踏み場もないような状態だったり、それどころかゴミがあふれてドアが開けられないような部屋もあります。そんな状態では、清掃にも手間がかかるので、清掃業者に依頼しなければいけない場合もあります。
また、故人が孤独死されて長期間、発見されなかったようなケースだと、家のクリーニングは、遺族だけで対応できるものではないでしょう。
以前は、こうした特殊なクリーニングは、特殊清掃業者に依頼するのが一般的でしたが、最近では、特殊クリーニングのための薬品を扱う資格を持つ遺品整理業者が増えています。
特に賃貸の場合は、一刻も早く原状回復して明け渡さなくてはなりません。
そんなとき、しっかりと清掃までできる遺品整理業者に依頼すれば、早くて安心です。

遺品整理業者に依頼

使えるものを分類する

不用品として仕分けられても、なかにはまだ使えるモノがあるかもしれません。趣味のモノや、スポーツサイクルなど、素人には価値がわかりにくいモノもあります。
そこで遺品の中で「まだ使える」と判断したものを、「遺族の手もとに残すもの」「形見分けするもの」「売却するもの」に分類します。
古物商の資格を持ち、経験豊富な遺品整理業者であれば、そういったモノを見分け、適正価格で買い取ってくれます。自分でリサイクルショップに運び、査定してもらう労力と手間を考えれば、かなりラクです。
ただし、時間や人件費、車両代など諸経費が必要になる上、必ずしも買い取ってもらえるものばかりではなく、依頼主が回収費用を支払い、引き取ってもらうこともある点は注意が必要です。
また、遠方にいる人への形見の品を送るところまで請け負ってくれる業者もあります。

遺品の供養を依頼する

人形など、故人が大切にしていたモノや思い入れのあるモノは、ただ捨てるにはしのびないですよね。
そういうモノがあれば、お寺などに依頼して供養、お焚き上げしてもらうのがよいでしょう。あまり大きなモノでない限り、基本料金内で供養してくれる業者もあります。
特に仏壇や神棚などはきちんと処分したいものですが、どこで処分してもらえるのか、探すだけでも大変です。
お寺や仏壇店で引き取り、供養してくれる場合もありますが、やはり料金はかかります。また、自身で運び出すのもひと苦労でしょう。
遺品整理業者の中には、こういったモノを運んでくれたり、また、供養先を紹介してくれるところがあります。
こちらはオプション料金となるケースが多いようです。問い合わせの際、供養についても確認してみてください。

最新の費用相場を知っておこう

では、一般的に、遺品整理を依頼した場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
遺品整理は、「必ずこれ」と明確なサービス内容が決められているわけではなく、業者ごとにサービス内容や費用が異なります。
法外な料金を請求されたり、予想外の料金を追加されたりすることのないよう、おおよその費用相場を知っておきましょう。
遺品整理は基本的に、整理する部屋の大きさ・間取りに基づき、

a. 人件費(必要品と不用品の仕分け作業、荷物の梱包と搬出、特殊でない通常の清掃などの経費)
b. 車両費(荷物を運び出すための車両経費)
c. 処理費(処理業者の処理費用と分別に使うゴミ袋などの経費)

を合計したものが料金として計算されます。
とある遺品整理業者3社の基本料金を比較してみましょう

  A社 B社 C社(人数記載無し)
1R/1K 2名・3万円~ 1名・3万5千円~ 3万5千円~
1DK 3名・5万円~ 2名・5万5千円~ 5万円~
1LDK 3名・8万円~ 3名・7万円~ 7万円~
2DK 4名・11万円~ 3名・11万円~ 10万円~
2LDK 4名・14万円~ 4名・14万円~ 12万円~
3DK 5名・17万円~ 5名・17万円~ 15万円~
3LDK 5名・19万円~ 5名・19万円~ 18万円~
4DK 6名・22万円~ 6名・22万円~ 20万円~
4LDK 6名・24万円~ 6名・25万円~ 23万円~

料金は、仕分けにかかる時間や運び出す荷物の量によって変わります。広い部屋や部屋数が多いほど荷物は多くなり、料金が上がると考えてよいでしょう。
また、間取りではなく、○○立方メートルにつき○○円というように、部屋の面積や体積によって費用を算出する業者もあります。どちらの場合も、部屋が広くなればなるほど、業者によって料金の幅は大きくなるわけです。

しかし、遺品の量が少ないお宅では、割高になることもあります。
こういった場合は、部屋の広さで算出するのではなく、家具などの遺品の数や重さあたりの料金が決まっている業者に依頼するとよいでしょう。
たとえば、布団が○円、タンスは○円、椅子なら○円、というようにプラスしていき、費用を算出します。

遺品整理料金を算出

規定よりサイズが大きい、重いなどの理由により追加で費用が発生することもあります。また、分別作業の程度、部屋の階数とエレベーターの有無、トラック車両までの距離の長短(車が極端に入りにくい場所)などによっても費用は違ってきます。
それほど作業を急いでいない場合は、鍵を預け、1週間程度の時間をかけて作業をするコースを設けている業者もあり、費用はやや割安となっています。
いずれにしても、なぜその料金なのか、どういうところに費用がかかっているかをきちんと説明してくれる業者を選びたいものです。

オプションの内容も必ず確認してください

遺品整理時の基本内容が各社違うように、オプションの内容も様々です。
荷物を運び出したあとの清掃が基本内容に入っておらず、オプションになっている会社もあります。
そのほか、

  • 捨てない家具などの室内移動……大型家具などの室内移運搬(配置変え)
  • 特殊清掃……孤独死、自死などのあとの特別な清掃
  • 消臭・消毒……室内にしみついた臭いを消臭
  • 仏壇などの処分、遺品の供養……住職による閉魂法要をおこない、故人愛用の品を供養
  • 形見分けの全国発送……遠方に住む人へ、故人の形見を発送
  • エアコン・キッチンなどの特殊な取り外し作業……大工経験者、建築士による作業
  • リサイクル品の買い取り、引き取り……買い取りの場合は、古物商の資格
  • 家財撤去後のリフォーム、空き家の解体……建築士に相談できる
  • 不動産活用相談……売却、賃貸に出す、駐車とする、倉庫として使う、建て替えする、など
  • 自動車の中古車査定・買い取り……故人が残した自動車を査定、現金にて買い取る
  • 自動車、バイクの廃車手続き代行

など、業者によって様々なサーピスがあります。
あとから納得いかない追加料金を請求されないためにも、まずは、自分たちのやってほしいことを事前に確認しておきましょう。メモにしておき、それを見ながら話し合うとよいですね。
さらに、複数の業者にどんなサービスを行っているか問い合わせ、比較・検討することが大切です。質問に対し、わかりやすく懇切丁寧に答えてくれる業者を選んでください。

現金? 振り込み? 支払い方法は・・・

料金の支払い方法は、業者によって異なります。主に次のようなケースがあります。

  • 現金で一括支払い
  • 銀行振り込みで一括支払い
  • クレジットカード決済
  • 支払い方法を選択できる
  • 分割払いも可能

料金の支払い方法

遺品整理業務の内容が多種多様になるにつれ、料金の支払い方法も多様になりました。
多くは作業終了後、立ち会い確認の後に支払うこととなりますが、なかには前払い制の業者もあります。仕事を依頼する際は、必ず費用の支払い方法もチェックしてください。

トラブル防止のため見積もりは必須

遺品整理を依頼するときは、必ず見積もりを取りましょう。
見積もりは、よほど遠方であれば仕方のないかもしれませんが、電話での確認ではなく、実際に現場に来て見てもらいたいところです。
各社、部屋の広さによって費用の目安はありますが、極端にゴミやモノが多い場合や、遺族側の希望が基本サービスに入っているかオプションサービスになるかで、料金は大幅に変わってくるからです。
インターネットなどで「目安」として出している金額は、あくまで「目安」として考えた方がよいでしょう。作業後に料金が高額となったり、オプション料金が予想より高くなったりというトラブルを起こさないためにも、必ず「事前に」「現場で」見積もりすることをお勧めします。
また、その際、見積もりをしたスタッフが作業も担当してくれるかどうかを併せて確認しておきましょう。

見積もりをしたスタッフ

見積もりのときは、いろいろ相談・確認しながら料金を決めていきますので、最後まで納得のいく遺品整理をするためにも、見積もりをした人が作業をしてくれるかどうかは大きなポイントとなってきます。
もし、見積もりをした人が作業に当たらない場合でも、とにかく何でも質問をし、希望を話しておくことが大切です。そこで、遺族の希望を親身になって聞き、きちんと作業に反映してくれる業者かどうか判断することができます。
また、その業者が保険に入っているかどうかも確認しておきましょう。
作業の際に、もしも建物の損壊や器物の破損など発生してしまった場合、損害補償をしてくれるかどうかも、チェックしておきたい項目のひとつです。

遺品整理は、新しい業種です。そのため、内容や費用なども会社によって、まだまだバラツキがあります。
依頼するときは、とにかく何でも質問し、確認することが大切です。故人の供養のためにも、遠慮せず、納得いくまで質問してください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

遺品整理のスーパーノウハウ、プレゼント中!

『身内が亡くなったら絶対に知ってほしい遺品整理チェックリスト』(無料)


遺品整理において最も注意しなければならないのは、時間的・費用的制限のあるなかで、どのようにして故人に失礼のないよう、スムーズに遺品整理を行うか。そのために、悪徳業者に騙されないための知識を持っておくことです。


そこで、遺品整理のプロが誰にも教えたくないノウハウを一つの資料にまとめました。悪徳業者も必見!「悪徳業者に騙されないためのポイント」もキッチリ教えます。


資料ダウンロードページ

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA