遺品整理業

お札の処分、供養方法まとめ

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遺品整理や生前整理では、処分に困ったり、悩んだりするようなものが出てくることがよくあります。
大きな家具や、大量の写真・アルバムなどがその代表ですが、それらのほかに困ってしまうのが、お札やお守りなどではないでしょうか。
いつからあるのか分からないようなものであっても、お札はお札。
神様からいただいたものだけに、変に捨ててしまえばバチが当たるような気がします・・・。
でも、自分で持つのも、ずっと保管するのも無理。
そこで今回は、神様に対して失礼のない、お札やお守りの正しい処分方法について見ていきましょう。

遺品として出てきたお札やお守り例

お札(護符)とは?

生活に身近なお札やお守りですが、改めてその意味をおさらいしておきましょう。

お札

神社で神様から下賜されるもので、神札、守札、神符と呼ばれることもあります。
家庭の鎮守を願うためのもので、表面には神社名や祭神名が書かれています。
お札には紙製のものが多いですが、木製(木札)、金属製のものもあります。
また、紙製のもの1枚であることもあれば、折りたたんだお札を和紙に包み、神札を封印してあるもの(紙札)もあります。
このような形のお札は、開封してはいけません。

お守り

遺品から出てきたお守り

お守り(守札)は、もともと陰陽道や寺院で作られたものでしたが、のちに神道にも取り入れられました。
お札が家庭の鎮守であるのに対して、お守りは身につけて厄除けや招福など神の守護を個人的に願うためのものです。
布製の袋に入れられたもの、パワーストーン、鈴、根付、アクセサリー状のものなどさまざまな形のものがあります。

御朱印

御朱印とは、神社や寺院で、参拝者に押印される印章・印影のことです。
もともと御朱印は、寺社へ写経を納めた際の受付印であったといわれています。
現代では、その寺社におまいりした参拝証のようなものと考えればよいでしょう。
一般的に、神社の押印のほか、参拝した日付や寺社名、御祭神・御本尊の名前などを墨書きしてもらえます。
また、御朱印をもらうためのノートを、御朱印帳といいます。

破魔矢

破魔矢とは、お正月や上棟式、初節句などの際に縁起物や厄除けとして神社やお寺で授与してもらう魔除けの道具です。
正月に行われていた弓の技を試す「射礼」に使われた弓矢に由来するとされ、弓とセットになっているものもあります。
自分の身にかかる災いや魔を破り、幸せに暮らせますようにという願いを込めた縁起物で、特に1年のはじめである正月に飾ることが一般的です。
また、矢の「射る」という特性から、チャンスを射止めるご利益があるともいわれています。

おみくじ

おみくじは、神社や寺院で、吉凶を占うために引くくじです。
御神籤・御御籤・御仏籤とも書きます。
一般的には区別せず「おみくじ」と書かれていますが、厳密にいえば、神社のものは「神籤」、寺院のものは「仏籤」と書きます。
紙製のものがほとんどで、占いの内容が書かれています。
おみくじの引き方は、みくじ棒と呼ばれる細長い棒の入った筒状の箱を振って、箱に空けられた小さな穴から一本取り出し、棒に記された番号と同じくじ(みくじ紙)を受け取るのが一般的です。
このほか、自動販売機になっているものや、からくりの動物人形がみくじ紙を選ぶものなど、さまざまです。

お札の寿命はどのくらい?

故人がお札を買った場所

基本的に、お札やお守りの効力は、だいたい1年といわれています。
1年以上経つとご利益や効果がなくなるというわけではありません。
しかし、お札やお守りは持ち主の身代わりとして災厄を受けて不浄のものとなったり、人間界の気にさらされ続けて汚れたり痛んだりして、時と共に効果が薄くなるとされています。
そのため、通常は1年後に返納します。
たとえば、春に受けたお守りやお札は、翌年の春にお返しします。
初詣で受けたお札やお守りは、次の年の初詣で感謝を込めてお返ししましょう。

ただし、安産祈願や合格祈願などのお守りに関しては、1年経っていなくても、願いがかなった後にお礼参りをし、お返しします。
また、お寺のお守りの中には、1年以上持てるもの、一生持てるものもあります。
寺務所で確認してみましょう。

なお、どうしても取っておきたいお守りや、思い出のお守りは、無理に処分する必要はありません。
そのような場合は、そのお守りをいただいた神社やお寺に、お礼としてお賽銭を入れるとよいそうです。

お札やお守りの返納方法は?

お守りやお札は、神社やお寺にある「古札納付所」などに納めます。
原則的に、神社のものは神社に、お寺のものはお寺にお返ししましょう。

神社やお寺に持ち込む

最も一般的なのは、神社やお寺に持ち込む方法です。
返納は、そのお札やお守りをいただいたところにお礼参りをし、お返しするのが基本です。
感謝を込めて返納しましょう。

しかし、遺品整理や生前整理で出てきたものには、どちらでいただいたものか分からない場合もありますね。
そういう時は、別の神社やお寺に持ち込むこともできます。
お寺の場合、宗派が違うお寺に持ち込むのは失礼にあたるので、注意が必要です。
神社の場合は、それほど神経質になる必要はありませんが、同じ神様を祀っているところなら、なおよいでしょう。

宗教や宗派が違ってもお札の処分を受け付けてくれる寺社もあります。
また、中にはそこでいただいたもの以外は受け付けていないというところもあります。
事前に確認しましょう。

お寺・神社に郵送する

旅先など遠方でいただいたお札やお守りは、郵送で返納できます。
宛名は「〇〇寺(神社)御中」、「○○寺 寺事務所御中」、「〇〇神社 社務所御中」などとします。
また、封筒に「お札(お守り)在中」と書き、お寺の場合は「焼納希望」、神社の場合は「お焚き上げ希望」と併記して郵送しましょう。
お礼の言葉などを一筆添えると、さらによいでしょう。
ただし、神社やお寺によって受け付けていないところもあるので、事前に確認しましょう。

どんど焼きに出す

お札を処分するどんどん焼き

全国各地で小正月に行われている行事、「どんど焼き」は、「才の神焼き」、「左義長」などともいい、お正月のしめ縄や門松、書き初めなどを神社や町内会などで燃やす行事です。
この際、古いお札やお守りも一緒に火にくべてお焚き上げすることができます。
どんど焼きは、その煙に乗って歳神様が天に帰っていくといわれています。
また、その火で使ったものを焼くのは、神様にお返しするという意味があり、お札やお守りも燃やしてよいとされています。

自分で処分する

花火ができる程度の庭がある家なら、自分で処分することもできます。
その場合、お札やお守りを直に火の中に入れるのではなく、ひとつまみの粗塩と一緒に白い紙や半紙にくるみ、お札やお守りに感謝を込めてから焼却しましょう。
お清めのやり方は、まず、白い紙を広げ、その上にお札やお守りを置きます。
塩をつまみ、左→右→左の順にふりかけ、そのまま紙で包みます。

ただし、木製のものや、燃えにくい素材のもの、量が多い場合はNGです。
また、バケツに水を用意し、火事には気を付けましょう。
また、近隣の家で窓を開けていないか、洗濯物を干していないかにも気を配りましょう。

アパートやマンションで庭がない場合は、自治体の回収に出すこともできます。
この場合も、お札やお守りを粗塩で清め、白い紙や半紙にくるんでから出しましょう。
また、自治体のルールに従って分別します。
いずれにしても、感謝の気持ちを込めて処分することが大切です。

お焚き上げ業者に依頼する

お焚き上げを請け負う業者に依頼する方法もあります。
この場合、業者が提携しているお寺や神社にお札やお守りが集められ、合同供養をしたのち、お焚き上げをするという形になります。

遺品整理業者に依頼する

お札を処分してくれる遺品整理業者

古いお札やお守りの処分は、遺品整理業者に依頼することもできます。
遺品整理の際に、一緒に処分してもらえます。
遺品整理業者の場合、他の人のお札などと一緒に供養する合同供養のほか、自宅に提携の僧侶を呼んでお経をあげてもらう直接供養も選択できます。
その場合、お札やお守りだけでなく、故人の愛用品や日用品も同時に供養してもらえるというメリットがあります。
また、遺品整理業者の場合、自分たちで荷造り・発送をしたり、ものを運んだりといった手間がかかりません。
供養後の処分も全ておまかせできるので、手間や時間がかからないのも大きなメリットです。

まとめ

故人や家族を守ってくれていたお札やお守り。
いずれの方法を使うにしても、感謝の気持ちを忘れず、心を込めて供養しましょう。

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