遺品整理業

実家の片付け、どこから手をつけたらいい?片付けのコツ

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なかなかはかどらない実家の片付け。
自分が今住んでいる家なら、誰にも遠慮なくどんどん片付けていくことができますが、現在住んでいない家を片付けるとなると、そう簡単にはいきません。
一度出てしまえば、そこは自分の家ではないからです。
いくら親であっても、自分が主導権を握ることはできません。
では、実家の片付けは、どのような心構えで行えばよいのでしょうか。
今回は、親の気持ちを害さず、実家の片付けをスムーズに行う方法について見ていきましょう。

実家の片付け

 

実家には、なぜものが溢れているの?

実家

実家や、高齢者の住まいには、ものが多いもの、というのが定番のようになっています。
近年、その傾向はますます強くなっているようです。
30年ほど前に比べると、世の中は格段に便利になりました。
少し歩けばコンビニがあって、何でもすぐ買えます。
また、通販が発達して、外に出なくても指先ひとつで何でも買い物ができるようになりました。
このようなことから、体力が衰えた高齢者も、楽にものを買えるようになったのです。

しかし、ごみを捨てるのは、変わらず大変です。
高齢者は、体力・気力の衰えから、家のすみずみまで掃除をしたり、重いごみを持ち上げて運び出すといった作業が億劫になってきます。
さらに、エコの観点から、ごみの分別が複雑になり、高齢者にとってはかなり手間がかかるようにもなりました。
このようなことから、特に高齢者にとって現代生活は、家の中にものが溜まりやすく、外には出しにくくなっています。

また、世代的な問題も考えられます。
親世代は、まだ戦後のもののない時代を知っています。
食べ物はじめ、何もかもが足りなかった時代を生き抜いてきただけに、ものに対して「もったいない」という意識が働き、捨てることがなかなかできない人や、ものが少ないと不安に感じてしまい、溜め込む人は少なくありません。

こうして、知らず知らずのうちに、実家にものが溢れることになっていくのです。

上手に実家を片付けるには?

 

自分のものから捨てる

まず最初に、実家に残っている自分のものを整理しましょう。
実家を出た時に残していったものを整理し、必要なものは持ち帰り、不要なものは処分します。

不要なごみを捨てる

ゴミを捨てる

ここから、親のものの整理に入ります。
まずは、明らかに不要な、ごみを捨てることから始めます。
最初に不要なものを処分しておくと部屋のスペースが広くなり、あとの整理整頓がしやすくなります。

また、粗大ごみを優先的に捨てるのがおすすめです。
粗大ごみを先に減らすことで、部屋はかなりスッキリします。
また、多くの自治体では、粗大ごみを捨てるには申し込みが必要です。
そのため、収集日のタイミングが良くないと、1〜2週間も捨てられないということになりかねません。
大きいものは早めに仕分けして、回収を申し込みましょう。

いるものと保留するものを仕分ける

ごみがなくなったら、次に、残ったものを整理整頓していきましょう。
残っているのは、「必要なもの」と「捨てるかどうか迷っているもの」です。
2種類の段ボール箱を用意し、「要」「保留」と書きます。そして、ものをどんどん分けていきます。
「迷っているもの」は今すぐ決めず、後からゆっくり考えます。

ものを配置する

ものを分けたら、まず「必要なもの」の配置を決めます。
家の広さや部屋の間取りにもよりますが、ある程度、ものの配置を決めると、どのくらいものが置けるのかがわかるため、今後の役に立ちます。
「必要なもの」を配置し終わったら、次に「迷っているもの」の中から、捨てたくない順にものを配置していきます。

ものが多くて収納しきれない場合は、もう少し捨てていきましょう。
だんだん、ものがいい位置に収まってきたのではないでしょうか。
ここで、小さいものは種類ごとに分け、散らからないように箱などへ入れておくのがコツです。
化粧品やアクセサリー、ちょっとした生活雑貨や文房具などは、小さければ小さいほど、単体で置いておくと散らかりやすくなります。
大まかで構わないので、「化粧品入れ」「アクセサリー入れ」というように、種類で分けてまとめておくと、使いたい時に見つけやすくなります。

清掃する

ものを配置し終わったら、部屋の清掃をします。
清掃は、一度にすべてを行うより、一部屋ごとに進めていきましょう。
実家は部屋数も多いため、無理をしないよう計画を立てて進めるのがコツです。
ものが整理された部屋は、清掃もしやすくなっています。
窓を開けて風を通し、スッキリしましょう。

実家を片付ける際に、心がけるべきポイントは?

実家の掃除のポイント

順番を間違えない

最初に、全ての部屋の状態を見て、片付けの順番を決めておきます。
その上で、まず最初に、ものを搬出する経路となる廊下や玄関を片づけます。
次に、部屋に出されているものを片づけていき、最後に収納棚を片づける、という順番で進めましょう。
ものを搬出する経路を確保する前に収納の中身をすべて出したりすれば、仕分けても運び出すことができず、そこで頓挫してしまいます。

計画を立てて少しずつ進める

どうしても片付けに日数を割けない人もいるかもしれませんが、できれば、片付けは少しずつ進めていきましょう。
片付けのスケジュールを組み、○日と○日はリビング、△日と△日はお母さんの部屋、というように、区切って片付けていきます。
こうすると、1つの部屋が完結したことでやりがいが生まれ、片付ける意欲も湧いてきます。

片付けるのは、あくまで「親の家」

片づけの主役は親であり、自分はあくまでサポートする立場であるということを忘れないようにしましょう。
親の家にあるものは親のものです。自分の価値観や判断を押しつけ、無理に捨てさせるのは良くありません。
思い出が詰まった大切なものを捨ててしまうと、大きな喪失感を生むことになりかねません。
本当は捨てたくなかったのに、子どもに捨てさせられたという意識が強くなり、親子の間に溝を作ってしまうこともあります。
時にはもどかしいこともあるかもしれません。しかし、根気よく親と話し合いながら進めていきましょう。

目指すのは「安全な空間」

片付けというと、「スッキリしたきれいな空間」を作ることを考える人がほとんどかもしれません。
しかし、高齢者の家を片付ける場合、スッキリよりも、目「安心して暮らせる安全な空間」を目指しましょう。

もし、床にものが散らかっていたら、つまずいて転倒してしまう危険性があります。
ものが多すぎて風通しが悪い部屋は、カビやばい菌が発生し、健康を損ねてしまいます。
片付けは、こういったリスクを避けるために行う、と考えるとよいでしょう。生活する動線の床に置かれたものを片付けて、安心・安全に暮らせる空間を確保することを念頭に置きましょう。

生活しやすい空間を作る

普段の親を観察してみましょう。
もしかして、ものが出しっ放しになっているのは、肩が痛くて高いところに手が届かないからではないですか?
ホコリが掃除しきれていないのは、老眼のために目が見えづらく、視野も狭くなっているせいではないでしょうか。

部屋が散らかっているのは、加齢による身体的な理由が原因であることが良くあります。
親の体格や体力を考慮して、ものが取りやすい、使いやすい位置へ配置するように心がけましょう。

困った時は?

実家を片付ける遺品整理業者

片付けで悩んでしまった場合は、遺品整理業者に相談することが出来ます。
遺品整理というと、人が亡くなってから依頼するというイメージがありますが、近年では生前整理のアドバイスを行ったり、片付けのサポートをするなど、さまざまな相談に乗ってもらえます。
遺品整理業者であれば、不用品を処分してもらえるので自分で運搬する必要がなく、まだ使えるものがあれば買い取ってもらえます。
さらに、泣く泣く捨てるようなものがあれば、供養してもらうこともできるので、思い切って捨てることができるかもしれませんね。

まとめ

せっかく実家をきれいにしても、リバウンドしてしまったら、また大変な思いをして片付けなければなりません。
リバウンドせず、きれいな状態をキープするためには、片付けは暮らしやすくするための手助けであること、そして、高齢者は、ものが少ないと不安を感じる傾向があるということを頭の片隅に置いておきましょう。
親が安全に、安心して暮らせる空間を作るには、完璧を目指さないのも大切なポイントです。

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