生前準備

高齢者にフリマアプリ利用者が増加中「遺品整理」や「認知症予防」、活用法をご紹介

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フリマアプリ、使っていますか?
フリマアプリは若い人が利用するイメージが強いですが、実は最近、60代以上のシニアに利用者が増えているそうです。
どんなところがシニアに支持されているのでしょうか。
今回は、シニアとフリマアプリの関係、そして活用法について見ていきましょう。

フリマアプリを利用する高齢女性

フリマアプリとは?

まず最初に、フリマアプリについて、おさらいしておきましょう。
「フリマ」とは、フリーマーケットのこと。
不要になったものをネット上に出品すると、欲しい人が買ってくれる仕組みです。

スマホだけで完結

便利なスマホ

フリマアプリの最も大きなメリットは、すべての手続きをスマホだけでできることです。
登録から商品の撮影、出品まででできてしまいます。
商品が売れた後の手続きもスマホだけでOK。取り引きがとても簡単です。

売買に時間がかからず、確実に手に入る

欲しい商品を見つけたら、すぐに買うことができます。
ネットオークションのように、購入まで何日もかかったり、高値を更新され買えないなどということもありません。

価格設定できる

フリマアプリでは、価格を自分で設定することができます。
買い手から値引き交渉されることもありますが、値引きするかしないか、どのくらい値引きするかも自分で決められるので、納得して売ることができます。

運営会社が管理

ほとんどのフリマアプリでは、商品代金は運営会社がいったん預かり、購入者が商品を受け取ったことを連絡すると、出品者に支払われるシステムになっています。
このため、もしトラブルに遭ってしまっても、代金が戻ってくるので安心です。
また、ほとんどのサービスで、会員登録時に本人確認を必須にしているのも安心できるポイントです。

費用が少ない

会員登録や、月額の利用料などが無料です。
商品が売れた時には手数料が発生しますが、商品価格の10%程度で、気軽に利用できます。

このようなメリットから、2015年ごろ登場したフリマアプリは急速に発展し、現在に至っています。

シニアユーザー増加の理由は?

アプリを使いこなす高齢者

当初、フリマアプリは、20~30代の若年層を中心に市場拡大してきました。
しかし、近年、これまで利用していなかったシニアが増えています。
たとえば、楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」では、60代以上の新規登録ユーザー数が3年間で約30倍に増えました。
また、大手フリマアプリ運営会社「メルカリ」でも、60代以上の利用者が増えています。
それも、2018年には「生前整理」「終活」などのキーワードで出品される商品数が前年の約2.5倍と急増しています。

実際に「メルカリ」で商品検索をしてみると、シニアユーザーから、古いレコードや絵画、終活本、家具、カメラなどが出品されています。
出品者の自己紹介ページを見ると「終活につき断捨離実行中です」「終活に向けてモノを減らした生活を心がけています」などの言葉が並んでおり、高齢者がフリマアプリを利用している様子がわかります。

そこで、メルカリは、2019年2月、シニアの利用実態に関して「60代以上のフリマアプリ利用実態」という意識調査を行いました。

これによると、シニアがフリマアプリを利用する理由は、

1位:「不要品の処分」(79.6%)、
2位:「欲しいものをお得に購入」(51.7%)、
3位:「お金を得るため」(35.0%)

という結果になっています。
さらに、フリマアプリ利用者・非利用者の平均資産額を集計したところ、60代以上の利用者の平均資産額は約2500万円、非利用者は約2100万円で、利用者の方が資産額が多いという結果も出ています。
つまり、シニアがフリマアプリを利用する大きな目的は、お金を得ることではないようなのです。

では、シニアは、なぜアプリを利用するのでしょうか。
特に多かったのは、「人とのつながり」という理由でした。同調査では、
「お得意様ができたり、同じ趣味の方との会話ができる」(64歳女性)
「生きがいができたように思うし、人と人とのつながりの大切さも実感するようになった」(62歳男性)
「人との交流を通じて、いろいろな情報を収集できる」(69歳男性)
「購入者と交流が続いており、品物を買ってくれ、使ってくれる人がいることが、お金を得る事よりうれしい」(74歳男性)
などという声が上がっています。

また、「フリマアプリを利用することにより、社会とのつながりを感じるようになった」と回答した高齢者は、20代の約3倍という結果も出ています。
このことから、シニアはフリマアプリを通じて社会とのつながりを持ち、生きがいを感じているという実態が浮かび上がっています。

フリマアプリの上手な使い方は?

アプリを使いこなす高齢女性

フリマアプリには、人とのつながり以外にも、様々なメリットがあります。

終活・生前整理

「終活」や「断捨離」ブームから、身の回りの品を整理する人が増えています。
捨てるにはもったいないものでも、捨てればお金がかかります。
不用品をただ捨てるのではなく、フリマアプリで出品してみましょう。
フリマなら不用品を整理でき、お金にもなります。
さらに気持ちもスッキリして、一石三鳥です。

生活をオトクに

現役時代に比べ、なるべく出費を抑えるよう心がける人も多いでしょう。
そんな場合、不用品をフリマに出してみましょう。
価値がつかないと思えるような品物でも、買い手がつくケースは少なくありません。

また、ものを安く購入できる可能性もあります。
フリマアプリでは、服やバッグ、趣味用品をはじめ、日用品や食品まで、さまざまなものが出品されています。
買おうと思っているものがあれば、お店に行く前にフリマアプリで出品されていないか確認するようにすると、買い物の労力も省け、出費を減らすことにつながるでしょう。

頭の体操

仕事をリタイアしたり、家事や育児から解放されると、自由に使える時間が増えます。
でも、やることがなく、テレビを見たりして何となく時間が過ぎてしまうことも多いのではないでしょうか。
しかし、フリマアプリを始めると、メッセージが来たり、商品が購入されたかを定期的にチェックしたり、商品が売れれば梱包して発送する作業など「やること」ができます。
つまり、頭を使う機会がグンと増えるわけです。
また、ハンドメイドができる人は、自作の品を出品することも脳のトレーニングにつながります。

フリマアプリ利用のコツは?

フリマアプリでは、ちょっとした工夫で、商品がより売れやすくなります。

市場価値を調べる

出品したい商品が、他ではどのくらいの価格で売買されているのかチェックしておきましょう。
相場を調べておくと、安過ぎず、高過ぎない範囲で価格を設定できます。

写真の撮り方を工夫する

商品の魅力を伝えるには、写真の撮り方が大切なポイントとなります。
商品の撮影は、日中、自然光が入る場所で行ったり、商品が見やすいように周りの色や置く場所を工夫して、商品が美しく見えるように撮りましょう。
商品に傷があったりする場合は、トラブルを防ぐため、商品の傷や汚れの箇所も撮り、掲載しておきましょう。

検索キーワードを工夫する

フリマアプリでは、キーワードでの商品検索ができます。
検索してヒットしやすいよう「検索されやすいキーワード」を入れましょう。
たとえば、生前整理のためにブランドバッグを出品するとします。
その場合「生前整理のためにバッグを出品します」としか書いていない場合、なかなか検索してもらえません。
「バッグ」「ブランド名」「希少」など、検索されやすそうな単語を交えながら説明文を書くと、目にとまりやすくなります。

セミナーに参加しよう

フリマアプリセミナーに参加する高齢者

フリマアプリを運営している会社では、フリマアプリを上手に利用するためのセミナーを開催しています。
こういったセミナーでは、手持ちのスマホにアプリをダウンロードするところから始まり、商品の閲覧や検索、実際の出品方法、出品価格の決め方と設定方法、上手な写真の撮り方、商品名・商品説明の書き方、配送方法の設定方法などについて解説してもらえます。
また、売上金を銀行に振り込む方法や、トラブル対処の方法まで詳しく教えてもらえます。

2020年5月現在では、新型コロナウィルスの影響で、ほとんどのセミナーは休止となってしまっています。
しかし、フリマアプリに関する書籍が発売されたり、オンライセミナーに切り替えられたりしています。
また、フリーの講師によるオンラインセミナーなどもありますので、探してみてはいかがでしょうか。

まとめ

一人暮らしの高齢者が増え、社会からの疎外感を覚えるシニアも多いようです。
しかし、やはり人間は、一人では生きていけません。
誰かとつながり、必要とされることが、生きる喜びとなるのです。
シニアは、モノを買っていた世代です。
そのため、家に眠る不用品の数は、若年層よりシニアの方が圧倒的に多いと考えられます。
また最近では、農家や水産業者などの生産者が、B級品などの新たな販路を開拓している傾向もみられるそうです。
こういったことから、今後もシニアユーザーは増えていくのではないでしょうか。

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