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故人の自宅がゴミ屋敷…遺品整理はしてもらえる?

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もし、自分の身内が亡くなり、その家がごみ屋敷だったらどうしますか?
個人ではとても片付けることができないような状態の場合、業者に依頼することを考えるのではないでしょうか。
故人宅の場合、遺品整理をすることになりますが、遺品整理をするのであれば、その道のプロである遺品整理業者に依頼したいもの。
でも、ごみ屋敷にも対応してもらえるのでしょうか。
今回は、ごみ屋敷と遺品整理について見ていきましょう。

ゴミ屋敷

高齢者の家が「ごみ屋敷化」する原因とは?

社会の変化に伴い、核家族化が進み、一人暮らしの高齢者が増えています。
また、50歳時点で独身である「生涯未婚率」が年々高くなり、今後も一人暮らしの高齢者は増えていくと予想されています。
そんな中、一人暮らしの高齢者の家の「ごみ屋敷化」が深刻な社会問題となっています。
高齢者の家は、なぜごみ屋敷になってしまいやすいのでしょうか。

ものが多すぎる・捨てられない

高齢者に多い「捨てられない」「いつか使うから」という考えから、家がもので溢れかえってしまい、その結果、ごみ屋敷になってしまいます。
また、買い物をすることによって心を満たそうとする側面もあるため、もう家にあるのに、同じようなものをまた買ってしまい、次々増えるものの整理が追いつかなくなっていってしまいます。
これらは精神的な問題が関わっており、自分自身でも気がつかなかったり、歯止め利かないことがあります。

セルフネグレクト

セルフネグレクトは、自分自身の生活や環境を維持することに対して意欲が失われ、健康・衛生面を損なう環境に甘んじたり、社会からの孤立状態が続くことをいいます。
セルフネグレクトに陥ると、生活環境を維持することへの意欲が失われ、片付けをしない・できない状況に。
これらが積み重なって、ごみ屋敷となってしまいます。

認知症

認知症による徘徊

家がごみ屋敷になる原因には、認知症も挙げられます。
内閣府の「平成29年版高齢社会白書」によると、2012年は認知症高齢者数が462万人おり、65歳以上の高齢者のおよそ7人に1人が認知症であることが明らかになりました。2025年には、およそ5人に1人にまで増えるとの推計も出ています。
認知症の人の場合、周りが片付けようとしても捨てさせなかったり、不用品を捨てようとすると怒り出したり泣き出したりする人も少なくないようです。
また、明らかにごみなのに、それをごみと認識していないというケースもあるようです。

人と疎遠になる

生活に影響が出てくるほど家にごみが溜まった状態になると、気力がわかなくなり、また、人を家に呼べなくなるため、人とのつながりからだんだん疎遠になってしまいます。
また、一人暮らしの高齢者は人間関係が希薄なケースが多く、家族と数年間連絡をとっていない、近隣住民との関わりが薄く孤独しているといった人も少なくありません。このような状態から、さらにまたごみを溜めてしまうという悪循環となってしまいます。

ごみ屋敷に潜む危険性とは?

ごみ屋敷に潜むリスクは、さまざまです。住人本人の生活や健康を害すだけでなく、近隣に迷惑をかける事態にも発展してしまいます。
ごみを溜め込んでしまうことで起こる問題には、このようなものがあります。

火災の危険性

ゴミ屋敷の火災の可能性

ごみだらけのごみ屋敷には、特に燃えやすいごみが多く、しかもものが密集しているため、万が一火がつけば、あっという間に燃え広がる可能性があります。
タバコの火や灯りや暖を取るために焚いていた火が溜め込んだごみに引火し、火事になった事例はたくさんあります。
また、トラッキング火災といって、コンセントの差し込み口にほこりが積もり、そのほこりに着火してしまう事故が起こる可能性もあります。
コンセントがどこにあるかも分からないほど、また、どこにほこりが積もっているかも分からないほどごみが溢れすぎていると、この危険が非常に高くなります。
トラッキング火災を防ぐにはコンセント周りを定期的に掃除することが大切なのですが、掃除ができないごみ屋敷の住人がトラッキング火災を防ぐのは難しいと言えるでしょう。
きちんと掃除がされた家であれば、そこまで大きな問題にはならない小さなことでも、ごみ屋敷では大きな火災のきっかけとなってしまうのです。
ごみ屋敷で発生した火は、積み上げられたごみにどんどん燃え移り、大きく広がってしまう可能性があります。
さらに、ごみ屋敷は侵入するのが困難なため、消防隊が来ても非常に手間取ることになります。
その結果、自分一人の問題では済まず、近所に住んでいる人たちにも大きな迷惑をかけることになってしまいます。

衛生に関する危険性

ごみ屋敷には、ハウスダストやカビ、ほこりが充満しています。
その汚れた空気は、深刻なアレルギー症状を引き起こします。
堆積したほこりの中にはダニがびっしりと繁殖し、重症熱性血小板減少症候群や日本紅斑熱、つつが虫病、ダニ媒介性脳炎などの病気を引き起こす原因になります。

また、ごみ屋敷に溜め込まれたごみの中には、弁当ガラ、お菓子の食べかす、腐った食べ物などが含まれていることがほとんどです。
これらの生ごみは、放置されている間に悪臭を発生させ、さらには、ネズミなどの害獣やゴキブリ・ダニ・ハエなどの害虫が集まってきます。
これらの害虫は、さまざまな細菌やウィルスを媒介し、人に病気をもたらします。
特にハエは、腐敗した食べ物や汚物などの上を歩きまわるため、足についた大腸菌や赤痢菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、O-157などを媒介し、人に感染させます。

住宅を劣化させる危険性

ごみ屋敷のなかには、大量に積み重ねられたものの重みで床が抜け落ちてしまうようなことがあります。
また、あまりに汚れが溜まり、風も通らないために、建材が腐ってしまうこともあります。
賃貸の場合は、下の階に住んでいる人にも危険を負わせることになり、最悪の場合、死亡させてしまうケースも考えられます。 

ごみ屋敷の片付けも、遺品整理業者へ

ゴミ屋敷を掃除する遺品整理業者

さまざまなリスクが潜むごみ屋敷。ごみ屋敷の片付けは、数人で行っても数日かかることがあり、仕事の片手間で行うのはかなり難しい作業です。
また、衛生面からも危険性が高いため、一刻も早くプロの手で解決してもらうのがよいでしょう。
さまざまな業者がありますが、遺品整理業者でも、ごみ屋敷の片付けを受け付けています。

遺品整理業者に頼むメリットは?

プロに依頼する大きなメリットは、時間と労力がかからないことです。
普通の家の大掃除でもかなり大変ですが、ごみ屋敷ともなれば、その労力は想像できるのではないでしょうか。
また、故人が孤独死してしまった場合、見つかるまでの時間や遺体の状態によってはひどい悪臭や害虫が発生するケースがあり、一般の人がこれらを処理するには、精神面からも技術面からも非常に難しいでしょう。
しかし、プロなら専門の知識や技術、道具を持っているため、早く、きれいに片付けをしてもらえます。
特に、遺品整理業者の場合、遺品整理を同時にしてもらえるため、家の中のものをただ捨てて行くのではなく、必要なものと不要なものを仕分けてもらえるのが最大のメリットです。

清掃の流れと料金は?

依頼主が依頼したい業者と連絡を取り、訪問日時などを決め、現地見積もりをします。
その上で実際の作業日を決めます。
作業日に、遺品の仕分け作業・不用品の運び出しを行い、害虫駆除をします。
最後に、部屋の中の清掃と、消臭・消毒をして完了です。

料金は、基本的には住居の広さや間取りによって決まりますが、ごみ屋敷の場合、ごみの量が大量であるため、業者によって異なります。
また、特殊清掃や原状回復、遺品の供養などのオプションサービスを利用する場合、その料金も別途必要となります。

ごみ屋敷の片付けを依頼する際、注意したいポイントは?

遺品整理に限らず、清掃や整理業者は、仕事を始める際に資格などが必要とありません。
そのため、中には専門的知識や技術がない業者もいるのです。
特に遺品整理の場合、遺品整理や片付けに関する知識・技術だけでなく、不用品の買い取りや供養など、多くの知識が求められます。
遺品整理業者に依頼する際は、まずホームページや口コミなどを確認して、しっかりとした業者を選びましょう。
「遺品整理士」や「特殊清掃士」などの資格を持っている業者は、ホームページに証書を記載しています。
また、見積もりは複数の業者に依頼し、相見積もりを取りましょう。
また、スタッフと事前にしっかり話し合い、信頼できる業者を選びましょう。

まとめ

遺品整理業者としての自信

ごみ屋敷には、危険なレベルの家がたくさんあります。
害虫や感染症などの危険を考えると、片付けはできるだけプロに依頼し、素人はむやみに手を出さない方がよいでしょう。
また、遺品整理業者に依頼すれば、遺品整理も同時に行うことができます。
困ったら、まずは遺品整理業者に相談してみましょう。

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