生前準備

自分亡き後、家族を困らせないための生前整理と断捨離を

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これまでの人生で築いてきた資産や、集めてきた品々。
家族のために残してあげたいと思うのが親心でしょう。
しかし、親子で認識が違うことも多々あり、親が良かれと思って残したものも、子にとってはありがた迷惑になってしまうこともあります。
そこで、いざという時に家族に負担をかけないように、ということを念頭に置いて生前整理をする人が増えています。
家族のことを考えた生前整理をするには、どんなことに気をつければよいのでしょうか。

残されて困る遺品とは?

まず、遺品として残っていると家族が困るものには何があるか見ていきましょう。

写真・アルバム

遺品整理を行う際に、遺族が最も困るものの一つが、写真やアルバムです。
写真は、その人の人生を物語ってくれますが、持ち主本人でなければ、その写真を見返す機会はほとんどないものです。
あまりに多過ぎる写真やアルバムは、場所も取る上、時間とともに劣化していきます。
元気なうちに、本当に必要なものを抜粋し、1冊程度にまとめておくとよいでしょう。
どうしても捨てられない場合は、DPEショップなどでデジタルデータ化してもらうこともできます。
データをCDなどのメディアに焼けば、たくさんのアルバムも、それほど場所を取りません。

趣味のコレクション

遺品整理に戸惑う趣味

フィギュアやアニメ関係のコレクション、鉄道模型など、それが好きでない人には価値が理解しにくいものも、残されて困るものの一つです。
もし、こういったものがあり、自分の死後に散逸してしまうのが心配なら、生前にその価値を査定し、死後に引き取ってもらえる「生前見積」もあります。
これなら、大切なコレクションを適正な価格に査定してもらえ、その価値がわかる人に買われて大切にしてもらえます。
死後に売れた代金は、遺族が受け取ることになります。

衣料品

遺品のうち、多くを占めるのが衣料品です。
そして衣料品は、不用品となるケースがとても多い遺品です。
どんなに上質な素材を使っていても、デザインが現代とは違っていたり、生地が傷んでしまっていては、着ることができません。
そもそも、サイズが合わないことも多いようです。

男性によくあるのが、名前の刺繍されたスーツやワイシャツです。
これらは、いくら生地や仕立てが良くても、名前が入っているため、売ることもできません。
女性の衣料品で多いのは、着物でしょう。
正絹の着物は管理が悪いと虫食いやシミができてしまい、着られなくなるケースがあります。
また、昔の着物は袖が短かったり、丈が短かったりして、子供世代にはサイズが合わないことも多々あるようです。

衣類はリサイクルショップに売ることもできますが、ものによっては引き取り不可のものもあります。
ブランド物に関しては、リサイクルショップよりも、ブランドに強い専門店で査定してもらうとよいでしょう。
売却が難しい場合は、古過ぎるもの、しみや汚れがついた衣類は処分し、本当に必要なものだけを残しておきましょう。
数が少なければ、遺族の労力を軽減することができます。

骨董品・美術品

骨董品や美術品のコレクションも、価値がわかりにくいものの一つです。
こういった品を鑑定するテレビ番組でも、「有名な作家の作品と聞いた」「立派な落款があるから本物だ」という品でも、いざ鑑定したらニセモノだった、というケースがよくあります。
もし、子や孫に遺したいものがあれば、元気なうちに鑑定してもらったり、家族に相談したりしておきましょう。

古い家電

遺品のテレビデオ

当時の最新モデルだった家電も、時が経てば使えなくなってしまいます。
β版のビデオデッキ、ソニーのカセットウォークマン、ナショナルの製品など・・・。
このような懐かしい家電が、押し入れや倉庫の奥にしまわれたままになっていることも多いようです。
よほど状態の良いものなら、レアものとしてマニアに珍重される場合もありますが、ほとんどは捨てるしかありません。
中には処分料がかかるものもあるので、家族に迷惑をかけることになってしまいます。
今使えないものは、思い切って捨てましょう。
その場合は、居住自治体のルールに従って処分しましょう。

書籍

大量に残された書籍は、家族に重労働を強いることになります。
家族も読書好きであれば問題ありませんが、読書に興味のない人にとっては、重くて場所をとるだけの不用品です。
書籍は古書店に売却しましょう。
希少価値のあるものは、思わぬ値で引き取ってもらえることがあります。
古書店の場合、出張買い取りや、宅配による査定を行っているところもあります。相談してみましょう。
しかし、古書店では買い叩かれてしまうケースも少なくありません。
時間がある人であれば、オークションやフリマアプリで売却する方法もあります。
どちらも、事前にインターネットのオークションサイトや、古書店のサイトで、同様の書籍があるか検索して、大体の市場価値を知っておくとよいでしょう。

大型家具・インテリア・寝具

家族と離れて暮らしている場合、家具やインテリアは不用品となってしまうことがほとんどです。
一人暮らしの人は、小さめサイズの家具に買い替えるなど、家具やインテリアの見直しをしておくと、あとの処分が楽になります。

また、寝具も困る遺品の一つです。
故人が使用していた布団や枕をそのまま使うのは抵抗がありますし、重くてかさばるので処分も大変です。
寝具も、生前整理をするときに長年使用した古い物を処分し、新しいものに買い替えましょう。
今はリーズナブルで軽い製品がたくさん出ています。あとの処分を考えて選ぶとよいでしょう。

手紙・日記

日記を書く習慣がある人は、これまで書いてきた日記を保管していることが多いでしょう。
また、人からもらった手紙も、なんとなく捨てられなかったり、記録として残している人も多いのではないでしょうか。
手紙や日記は、家族にも見られたくないことが書かれている場合が多いので、生前に処分しておきましょう。
記録として残しておきたい人は、必要な分だけを選んで残し、それ以外の不要な手紙や日記は処分します。

遺品となるものを上手に処分するには?

遺品の整理

エンディングノートを書く

生前整理をする際には、エンディングノートを書いておきましょう。
エンディングノートは、財産についてや、葬儀やお墓についての希望などを書いておくものです。
ここに、どの遺品をどのように処分してほしいか書いておきましょう。
そうすれば、家族が迷わないで済みます。

また、家族、親族、親しい友人などに形見分けをしましょう。何を誰にあげたいかをエンディングノートに書いておきます。
ただし、高価な遺品や市場価値の高いものは、遺産相続の対象となる場合があるので注意が必要です。

売る

まだ使えるものは、売却しましょう。捨てるのはもったいないですし、捨てるのにもお金がかかります。
リサイクルショップや、買い取り専門店などを利用するとよいでしょう。
最近は、ダンボールに詰めて送るだけで査定してもらえたり、出張買い取りをしているショップもあります。

また、インターネットのオークションや、フリマアプリなどで売るのもよいでしょう。
ものによっては、リサイクルショップよりも高値で売れることもあります。

ごみとして自治体で処分

残ったものは、ごみとして処分します。
居住地区のルールに従って、正しく処分しましょう。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理の見積もりを取る業者

生前整理は、遺品整理業者に依頼する方法もあります。
遺品整理業者は、ものの整理だけでなく、買い取りも行っています。
買い取ってもらえるものがあれば、その分、整理の費用も浮くことになります。
また、遺品整理業者は、不用品処理や片付けのプロなので、スピーディーな対応をしてもらえます。

  • 不用品が大量にある
  • 回収と買い取りを同時に利用したい
  • 運搬や搬出が難しい

このような場合は、遺品整理業者への依頼がおすすめです。
ごみの回収日を待つ必要がなく、大量の不用品も一気に処分できます。
さらに、運搬の必要もなく、手間も時間もかかりません。

まとめ

生前整理を行うと、身のまわりのものが整理され、不要なものが処分されるので、老後の生活が楽になります。
清潔な環境で生活できる上、ものにつまづいて怪我をするようなこともなくなります。
また、生前整理は、自分のためだけでなく、家族のためでもあります。
もしも、大量の不用品を残したまま死んでしまったら、家族が処分しなければなりません。
不用品の仕分けや処分は、大変な作業です。
忙しい働き盛りの子供世代に、時間や労力を割かせることは心苦しいものです。
そのためにも、生前整理を始めましょう。
焦らず、自分のペースで行えばOKです。
まず、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

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