トラブル

遺品整理で親族とトラブルにならないための方法・心がけは?

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身内が亡くなったあと、しなければならないのが遺品整理です。
遺品整理は遺族の大切な役割ですが、親族同士でもめ、トラブルに発展してしまうことがよくあります。
故人も、自分の残したもので家族や親族が争うのは苦しいことでしょう。
遺品整理が悲しい思い出になってしまわないように、トラブルなく遺品整理を終える方法について見ていきましょう。

親族

遺品整理・こんなトラブルが起きている!

相続トラブル

トラブル例1

遺品整理には、ただでさえ大変な労力と時間がかかるため、整理する遺族にとって大きな負担になるケースがほとんどです。

A家ではお父さまが亡くなり、遺品整理をすることになりました。
古い家に長く住んでいるA家には、趣味人でもあったお父さまの遺品が驚くほどたくさんあり、どこから手をつけていいのか分からないほどでした。
そこで、A家では「誰が遺品整理をするのか」という問題でもめることになりました。
残されたお母さまが一人で遺品整理を行うことは難しく、子どもたちは独立して遠方に住んでいるため、なかなか作業ができません。
このような事情から、誰が遺品整理をやるのか押し付け合う形になり、険悪なムードになってしまいました。
こういったトラブルは、特に遠方にいる家族や親族が多い場合に起こりやすいようです。

トラブル例2

家族や親族に相談なしで遺品整理を行い、トラブルに発展することがあります。
B家では、甥が家族や親族に何の相談もなく勝手に遺品整理を始めてしまいました。
そのため、自分1人の判断で、価値のある品物や家族の思い出のある品物を捨ててしまったり、相続遺産として計上すべきものを勝手に売ったり、自分でもらったりしてしまったのです。
こうしてB家では、長男の行動が責められるだけでなく、相続にもトラブルの波が及んでしまいました。

相続においては、市場価値のあるものほとんどが対象になります。
そのため、明らかな不用品以外、勝手に遺品を売ったり処分したりすることは厳禁です。

トラブル例3

遺品を勝手に形見分けしてしまい、トラブルとなってしまった例があります。

奥さまが亡くなったC家では、ご主人が遺品整理をしていました。
ご主人は、故人が生前お世話になっていた友人に、故人が気に入ってよく身に着けていた時計を形見として渡しました。
しかし、実は奥さまの生前、この時計をもらう約束をしていた親族がおり、何の相談もなく時計を友人に譲ってしまったことに腹を立ててしまいました。
ご主人は好意でしたことでしたが、親族にとっては納得できない結果となってしまいました。

トラブル例4

相続物として受け取ったものの、その価値が変動することでトラブルになることがあります。

D家では、遺産相続に関する遺言書などがなかったため、親族の1人が「金」を受け取りました。
しかし、金の相場は年間を通して変動します。
その親族が受け取った時にはそれなりの価値がありましたが、受け取ってから数ヶ月後に相場が下がってしまったのです。
つまり、金を受け取った親族は、相続人の中で1人だけ相続額が下がってしまったことになります。
このために、不公平だということで親族間のトラブルに発展してしまいました。

トラブル例5

E家では、亡くなったご主人の奥さまが遺品整理を行うことになりました。
しかし、遺品整理後に奥さまが親族たちに報告をすると「それはおかしい」と言い出す親族がいたのです。
親族たちは、亡くなったご主人は「A銀行にも口座を持っていたはず。
なのに、その通帳がない。隠したのではないか」と言うのです。
そこで、金庫の中にあったものを全て見せましたが、「これは少ない。こんなはずはない。隠しているんじゃないか」とも疑われたそうです。
結局、ないものが出てくることはなく、そのままになりましたが、奥さまと親族の間には、修復できないほどの溝ができてしまいました。

遺品整理で親族間のトラブルを避けるために〜家族・親族ができること

親族で相続について語る

遺品整理で、親族間にトラブルが起こらないようにするには、どうしたらよいのでしょうか。

事前に話し合う

遺品整理を行う前に、家族・親族としっかり話し合っておきましょう。
四十九日の法要の際など親族が集まる機会に、いつ誰が遺品整理をするのか、費用はどうするのか、どんな遺品をどのようにするのか、形見分けを希望するものはないかなどを決めておきましょう。
あとからトラブルが起こる可能性が低くなります。

遺品整理は1人で行わない

遺品整理を1人で行うと、何かと疑われやすくなります。
遺品整理は、最初から最後まで複数人数で、親族みんなが納得できる形で行いましょう。
複数人数で遺品整理を行うことは、体力的な負担の軽減にも繋がります。

遺品整理中にも話し合う

遺品整理を進める際も、必ず親族間で話し合いながら行います。
明らかなゴミでない限り、家族・親族に無断で処分してしまうと、あとでトラブルに発展しやすくなります。
遺品は、故人の思い出でもあり、家族の思い出でもあります。
家電製品や木製のオブジェなどにも、家族の思い出が詰まっているかもしれません。
思い出はお金に換えられません。市場価値が感じられないものでも、処分する前に捨てていいかどうかを必ず確認しましょう。
そうすれば、ものがなくなっていると言われるリスクも低くなります。

遺品整理で親族間のトラブルを避けるために〜自分自身ができること

財産目録を作る男性

では、被相続人の側からトラブル回避の方法を考えてみましょう。

生前整理をしておく

遺品整理をしなくてはならないものが多ければ多いほど、もめごとが起こりやすくなります。
そのため、自分がいなくなった後に家族が困らないよう、できるだけ生前整理をしておきましょう。
ものが少なければ、遺品整理の負担を減らすこともできます。

財産目録を作っておく

自分が持っている財産について、目録を作っておきましょう。
相続財産の対象となるもののリストがあれば、相続がスムーズになります。
また、遺品整理の時に探す必要がないよう、不動産の権利書や銀行口座などの一覧も作っておきましょう。

ものの行き先を決めておく

遺品整理でよくあるのは、口約束による親族間のもめごとです。
たとえば「ダイヤの指輪をもらう約束をしていた」と言い出した親族がいたとします。
しかし、その約束について知っているのは、その人と故人だけです。
ほかの人には本当なのか嘘なのか分かりません。
そして、事実であったとしても、「売ってお金に換えようとしているのでは?」などと、余計な疑心暗鬼を生むことに繋がってしまうのです。
形見分けなどでトラブルが起こらないよう、誰に何をあげたいか決めておきましょう。

また、自分以外の人にとっては価値のわかりにくい趣味のものなどは、処分の方法などを決めておくと散逸を防ぐことができます。

遺言書を書いておく

財産の中で、特定のものを特定の人に受け継がせたいという意向がある場合は、遺言書を書いておきましょう。
その際、気をつけることは、法律で決まった書式に則って書くことです。
少しでも違うところがあると正式な遺言書として認めてもらえず、効力を発揮することができません。
不安な場合は、公証役場で相談しましょう。費用はかかりますが、正式な遺言書を作ることができます。

遺品整理を生前予約しておく

遺品整理業者では、遺品整理の生前予約を行っています。
この予約をしておけば、遺品整理が必要になった際に、誰が遺品整理をするのかでトラブルになることがありません。
また、残された家族に費用の負担をかけることもないので安心です。

遺品整理でもめないために・・・

遺品整理をする親族

遺品整理を行える人がいなかったり、さまざまなトラブルが起こりそうだったりする場合は、遺品整理業者に依頼するのもよいでしょう。
業者は遺品整理のプロです。
どんな小さなものも見逃すことなく、丁寧に仕分けをしてもらえます。
遺品整理の作業をすべてプロに任せれば、大切な遺品を特定の親族に隠されるなどという心配がなくなります。
遺品整理業者は、1つ1つ確認しながら作業を進めるため、親族全員にとって公平に遺品情報を整理できます。
その結果、親族間でトラブルが発生する確率が低くなります。

さらに、仕分けだけでなく、まだ使えるものの買い取りやゴミの処分、遺品の供養、形見分けの代理発送まで、遺品整理に関するすべてのことを任せられます。
遺品整理で悩んだときは、相談してみましょう。

まとめ

故人、遺された家族・親族、どの立場から見ても、遺品整理で最も大切なのは「話し合うこと」だと言えるでしょう。
自分の意見を伝えることはもちろん、他の人の意見にしっかり耳を傾け、話し合うことですり合わせていきましょう。
故人が天国で悲しまないよう、スムーズな遺品整理ができたらいいですね。

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