遺品整理業

遺品の整理・片付けはいつから始めたらいい? 四十九日は関係ある?

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遺品整理は、遺族にとって手間や時間、また精神的にも非常に負担のかかる作業です。
でも、つらいからといって、いつまでも放っておくわけにはいきません。
自宅に住んでいた人ならいいですが、故人が賃貸で一人暮らしをしていたような場合、少しでも早く遺品を整理して、部屋を明け渡さなくてはならないからです。
また、遺品をきちんと整理することも、故人への供養の一つです。
では、どのような場合に、どう進めればよいのでしょうか?
今回は、遺品整理を始めるべきタイミングについて、見ていきましょう。

遺品整理のタイミング

遺品整理、始めるタイミングは?

自分の気持ちに整理がついたタイミングで遺品整理ができれば理想ですね。
まだ精神的に落ち着いていない時期に無理をして遺品整理をすると、心が乱れて、思うように進まないものです。
何を見ても故人の思い出がよみがえります。
不用品と頭ではわかっていても、感情として捨てることをためらってしまう人も多く、故人の死後、2年も3年も、そのままの状態というケースも多々あるのです。
でも、気持ちの整理がついたら、早めに行いましょう。
相続税の申告期限など、家族の感情に関係なく物理的に訪れる期限があるからです。
また、長く年月を空けすぎると、面倒になってしまいます。
遺品整理を始める時期に絶対的な正解はありません。
状況によって適切なタイミングを判断しましょう。

葬儀後

葬儀後の遺品整理を始める人たち

葬儀が終わった後は、相続権のある親族が揃っていることが多いので、遺品整理には都合の良いタイミングです。
特に、故人が親族と遠く離れてひとりで住んでいた場合、遺品整理のために親族が改めて集まるのは大変です。
親族の負担を考え、全員が揃う葬儀の直後に整理すると合理的です。

四十九日を迎えた後

仏教でいう四十九日は、故人の来世での行き先が決まる最も重要な日です。
そのため、故人の魂が次の世へ旅立っていく四十九日を目安に遺品整理を行う人は多いようです。
また、遺族にとっては、日常生活へと戻る忌明けとなる日です。
法要で遺族が集まるため、親族間で遺品整理について話し合いをすることができ、形見分けをしやすいため、この日を選ぶという人も少なくありません。
この日に故人の遺品整理を始めることは、気持ちの整理をつけて次のステップに進んでいく区切りとなるでしょう。

10ヶ月以内

故人を偲ぶ時間としてゆっくり遺品整理をしたいのはやまやまですが、遺産相続がある場合、相続税の申告と納税の期限が迫ってきます。
故人の遺した財産が相続税の非課税額を超えていた場合、相続人が集まって遺産の分割協議を行い、相続の申告書を作成し、税務署に提出する必要があります。
この提出期限が、被相続人が亡くなって(相続が発生して)10ヶ月以内と定められているのです。
この期間を過ぎてしまうと、相続税の控除を受けられなくなり、延滞税を課されてしまうことがあります。
相続税を算出するためには、まず遺品整理を行い、相続する財産の金額を調べる必要があります。
遺産は、現金や預金の額を調べるだけでなく、不動産の評価額の調査、金銭的価値のあるものの査定をしなくてはなりません。
相続の手続きは大変複雑なため、十分な時間を確保するためにも、早めに遺品整理をする方がよいでしょう。

さまざまな手続きの完了後

人一人が亡くなると、さまざまな手続きが必要になります。
死亡届の提出、電気・水道・ガスなど公共料金の解約や名義変更、年金・保険金の手続きなど、多岐にわたります。
そのために、遺品整理までなかなか手が回らないこともあります
そこで、ひと通りの手続きが終わってから遺品整理を始める人も少なくありません。

賃貸物件の遺品整理は、いつまでにするべき?

賃貸物件の遺品整理をする

アパート、マンション、公営住宅など、賃貸物件には色々ありますが、退去する場合にも、それぞれのルールがあります。
ルールの中には「入居者が死亡した場合、いついつまでに部屋を明け渡すこと」という決まりもあるため、その日までには遺品整理を終えて部屋を明け渡さなくてはなりません。
賃貸物件では遺品整理を早めに行いましょう。

公営住宅

市営住宅、県営住宅、公務員住宅など、いろいろな公営住宅がありますが、退去までの日数はさまざまです。
しかし、3ヵ月というところが比較的多いようです。

民間の賃貸住宅

物件や契約内容にもよりますが、基本的には6ヵ月以内に明け渡せば大丈夫なようです。
というのは、大家さんからの解約の申し入れ(退去勧告)は、入居者に対し、原則として期間満了の6ヶ月前までに、解約の申し入れをしなければならないというルール(告知期間)があるからです。
このため、一般的には6ヵ月を目安に遺品整理をするとよいでしょう。
とはいえ、契約内容によっても異なってきます。
まずは、契約内容をしっかり確認しましょう。

仏教から見た遺品整理のおすすめ時期

親族が遠方に住んでいる、遺品整理にあまり時間をかけられない、などの事情から、葬儀が終わったらすぐ遺品整理をしたいという場合もあるでしょう。
亡くなってすぐの遺品整理は、なんとなく冷たいような気がしてしまう人もいるかもしれません。
でも、仏教の教義から考えると、まったく問題ないのです。
一般に広まっている宗派であれば、遺品整理について特に制限はないからです。

仏式では、初七日や四十九日といった区切りがありますね。

初七日・・・故人が三途の川のほとりに到着する日
四十九日・・・故人が来世へと旅立つ日

初七日や四十九日には上記のような意味があります。
つまり、初七日の時点で、故人はすでに三途の川という遠くにいると考えられているわけです。
初七日は故人が新しい世界へ向かう旅立ちの日です。
であれば、その旅立ちの前に、故人の遺品整理を行って現世に心残りがないようにしてあげることは、供養の一つと考えられます。

さらに、四十九日には完全に来世に旅立つので、この前には全て片付けておくべきでしょう。
あの世に旅立つ日になってもまだ遺品が整理されていないという状態は、故人にとって心残りで、安心してあの世に行けない状態とも言えるのです。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理業者

故人の残した大切な遺品は、丁寧に時間をかけて整理したいものですが、時間をかけられなかったり、つらくてどうしても自分ではできないという場合があります。
そんな時は、遺品整理業者に依頼するのも一つの方法として検討してみましょう。

メリット

遺品整理業者に依頼するメリットは、以下のようなものがあります。

  • 時間の節約ができる
  • 遺品を1つ1つ丁寧に扱ってもらえる
  • 大型家具や不用品の搬出をしてくれるので、体力的な負担がない
  • 遺品の買い取りが可能な業者もある
  • 遺品の供養代行を行う業者もある
  • さまざまな相談に乗ってもらえる

遺品整理業者に作業を依頼する最大のメリットは、時間を節約できるということです。
片付けという作業は、本当に大変な作業です。
素人では何日もかかるところ、プロの業者なら1〜2日で終えることができます。
そして、何と言っても遺品整理のプロは、どんなものも大切な遺品として丁寧に扱ってくれるので安心です。
また、大きな家具や不用品を一気に処分でき、自分たちで搬出・処分する必要もありません。
不用品でも、まだ使えるものや市場価値のあるものは、買い取ってくれる業者もあります。
また、寺社と提携し、遺品の供養を行ってくれる業者も増えているので、ただ捨ててしまうのは心苦しいという人も、気持ちが軽くなります。
さらに、相続問題、家の原状回復をはじめ、さまざまな相談に乗ってもらえます。

優良業者の選び方

増え続けている遺品業者。
インターネットで検索すると、たくさんの業者が上がってきて、どんな業者を選んだらよいか迷ってしまうこともあるかもしれません。
基準として、「遺品整理士」の有資格者が在籍している業者を選びましょう。
遺品整理士は、遺品整理士認定協会が、遺品整理に関わる民間資格として認定しています。
この資格を持つ人を抱える業者は、遺品整理に力を入れていると考えられます。
業者選びの際の目安にするとよいでしょう。
また、事前に必ず見積もりをしてもらいましょう。
その際、見積もりの明細を必ずチェックし、料金体系が明瞭かどうかを確認しましょう。
親身になって話を聞いてくれるかも、大切な判断のポイントです。
遺品整理は、依頼者の心を整理する作業でもあります。
信頼できると思える業者を選びましょう。

まとめ

遺品整理業者がアドバイスする

大切な人が残した遺品。遺品整理は、気持ちの整理がつき次第、早めに行うとよいでしょう。
また、完全に整理がついていない状態でも、遺品を整理しているうちに、気持ちもだんだん整理されていくこともあります。
けれども、遺品整理をするような元気がない、時間がないなどというときには、遺品整理の専門業者に相談してみましょう。
故人への供養となるような、納得のいく整理をしたいものですね。

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